装飾の画像

農林水産物データベース

ゴーヤー

沖縄方言名 ゴーヤー 、 ゴーラー(宮古) 、 ゴーヤ(八重山)
和名 にがうり
別名 つるれいし
農産物区分 野菜(果菜類)
科名 ユリ科
生産地 本島北部宮古島市糸満市本島南部宮古諸島今帰仁村

収穫時期

  • 4月
  • 5月
  • 6月
  • 7月

沖縄に伝来された時期

ゴーヤーの原産地は、インド東北部で、中国には明代(14世紀末)に伝わり、日本へは中国経由で慶長年間(1596~1615)に渡来したといわれていますが、沖縄には本土よりも早く15世紀の前半までには伝わっていると考えられています。

沖縄の生活習慣との関連

琉球王朝時代から沖縄の人々に食されてきたゴーヤーは、以前は、家庭の庭先で栽培されていました。ときには近所のお年寄りたちがゴーヤーを持ちよってそのできを競うことも。最近では、周年栽培され、季節を問わず食されるようになりましたが、旬は4月~7月で夏を代表する野菜です。

外観や食味等の特徴

つぶつぶの大きいアバシゴーヤー等があまり苦くなく、つぶつぶが小さくて色の濃いものは苦いようです。ゴーヤーが苦手な場合は、塩もみした後、水気を切ると苦味がやわらぎます。

栄養成分面の特徴

ゴーヤーの成分で特徴的なのは、ビタミンCが豊富なことで、その量はレモンの約1.5倍。加熱しても壊れにくいといわれています。また、モモルデシン(苦味)という成分は、肝臓に優しく、胃腸を刺激して食欲増進に効果があると言われています。

伝承されてきた利用法

ゴーヤーの利用法としては、ゴーヤーちゃんぷるーに加え、天ぷら、酢の物等の料理、最近では、飲料用(お茶)、ふりかけ、のほかサプリメント等、数多く製品化されています。

選び方・保存法のポイント

表面がつやつやしていてみずみずしいものを選びましょう。余ったゴーヤーは、種をとって水分を取り、新聞紙等で包んで冷蔵庫に保存します。

この品目に関する栄養成分(可食部100g当たり)

成分名 単位
エネルギー 17.0 kcal
71.0 kJ
たんぱく質 1.0 g
脂質 0.1 g
カルシウム 14.0 mg
0.4 mg
ビタミンA レチノール 0.0 μg
カロテン 253.0 μg
レチノール当量 17.0 μg
成分名 単位
ビタミンB B1 0.05 mg
B2 0.07 mg
B6 0.06 mg
B12 0.0 μg
ビタミンC 76.0 mg
ビタミンK 41.0 μg
食物繊維 水溶性 0.5 g
不溶性 2.1 g
総量 2.6 g
22年度 23年度 24年度
作付け面積(ha) 326 303 307
収穫量(t) 7,536 6,041 7,151
出荷量(t) 6,405 5,135 6,078
※県推計値である。
野菜の作付面積、出荷量及び出荷量(沖縄県園芸振興課調べ)

コメント欄

にがうり 果実、生
[五訂増補 日本食品標準成分表]平成17年3月 文部科学省 科学技術・学術審議会 資源調査分科会より

  • 沖縄元気野菜カレンダー
  • 栄養成分一覧