島らっきょう
沖縄方言名 | ラッチョウ 、 ダッチョー(沖縄本島) 、 ダッキョー(八重山) |
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和名 | 島らっきょう |
別名 | |
農産物区分 | 野菜(根菜類) |
科名 | ユリ科 |
生産地 | 本島北部宮古島市宮古諸島伊江村 |
収穫時期
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
沖縄に伝来された時期
島らっきょうは、香りと辛味が強い在来種等です。
本土のものよりも小ぶりです。春先から初夏にかけて出回ります。
沖縄の生活習慣との関連
沖縄の人にとって“島らっきょう”はなくてはならない野菜の一つ。旬の時期には、塩でもんで浅漬けにしたり、丸ごと衣をつけて天ぷらにしたり、他の野菜や肉と一緒に炒め物などになって食卓に並びます。
外観や食味等の特徴
島らっきょうは、エシャロットのように細長い状態で早掘りされ、漬物用は球状になるまで肥大させます。強い香りとパリパリした食感が食欲をそそります。
栄養成分面の特徴
島らっきょうには、血が固まるのを防ぐアデノシンという物質が多く含まれています。また、独特の臭い成分アリシンには、ビタミンB1の活性化を助け疲労回復に役立ちます。
伝承されてきた利用法
沖縄においては、酒の肴として、水分を切った後、塩もみし、おかかをふりかけたり、塩かキムチをまぶして即席漬けや天ぷらにして食します。
選び方・保存法のポイント
生で調理するには、若採りのものを。漬け物にするには、大きめのものを選ぶとよいでしょう。
(可食部100g当たり)
成分名 | 値 | 単位 | |
---|---|---|---|
エネルギー | 49.0 | kcal | |
205.0 | kJ | ||
たんぱく質 | 2.6 | g | |
脂質 | 0.1 | g | |
カルシウム | 30.5 | mg | |
鉄 | 1.15 | mg | |
ビタミンA | レチノール | 0.0 | μg |
カロテン | 13.0 | μg | |
レチノール当量 | 2.0 | μg |
成分名 | 値 | 単位 | |
---|---|---|---|
ビタミンB | B1 | 0.07 | mg |
B2 | 0.05 | mg | |
B6 | 0.14 | mg | |
B12 | 0.0 | μg | |
ビタミンC | 22.0 | mg | |
ビタミンK | 11.0 | μg | |
食物繊維 | 水溶性 | 1.7 | g |
不溶性 | 2.9 | g | |
総量 | 4.6 | g |
22年度 | 23年度 | 24年度 | |
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作付け面積(ha) | 77 | 84 | 76 |
収穫量(t) | 659 | 720 | 655 |
出荷量(t) | 521 | 569 | 520 |
※県推計値である。 野菜の作付面積、出荷量及び出荷量(沖縄県園芸振興課調べ) |
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2005年 財団法人 日本食品分析センター 分析試験結果