ナーベーラー
沖縄方言名 | ナーベーラー(沖縄本島) 、 ナビャーラ(宮古) 、 ナベーラ(八重山) |
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和名 | へちま |
別名 | いとうり |
農産物区分 | 野菜(果菜類) |
科名 | ウリ科 |
生産地 | 糸満市本島南部南風原町八重瀬町 |
収穫時期
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 11月
- 12月
沖縄に伝来された時期
中国、インドでは古くから栽培され、日本には中国を経て渡来しました。江戸時代前期に沖縄に渡来したといわれています。
沖縄の生活習慣との関連
沖縄では、ゴーヤーと並び夏野菜の横綱格。 ナーベーラーは、開花から約2週間頃の若い実を食用にします。また、繊維のあまり発達しない品種を栽培しております。
外観や食味等の特徴
沖縄では、ナーベーラーを味噌煮にすることが多く、その滑らかな食感とまろやかな甘味が食欲をそそります。柔らかい種もそのまま調理します。
栄養成分面の特徴
ナーベーラーは、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいるため、美容にいい夏野菜です。
伝承されてきた利用法
本土では、タワシ等日用加工品として利用されることが多いですが、沖縄では食材として、味噌煮、炒め物、汁物等に利用され食されています。
選び方・保存法のポイント
太くなり過ぎず、表面は緑色のものを選びます。保存は水分をふき取り、新聞紙に包んで冷蔵庫へ。
(可食部100g当たり)
成分名 | 値 | 単位 | |
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エネルギー | 16.0 | kcal | |
67.0 | kJ | ||
たんぱく質 | 0.8 | g | |
脂質 | 0.1 | g | |
カルシウム | 12.0 | mg | |
鉄 | 0.3 | mg | |
ビタミンA | レチノール | 0.0 | μg |
カロテン | 44.0 | μg | |
レチノール当量 | 4.0 | μg |
成分名 | 値 | 単位 | |
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ビタミンB | B1 | 0.03 | mg |
B2 | 0.04 | mg | |
B6 | 0.07 | mg | |
B12 | 0.0 | μg | |
ビタミンC | 5.0 | mg | |
ビタミンK | 12.0 | μg | |
食物繊維 | 水溶性 | 0.5 | g |
不溶性 | 0.5 | g | |
総量 | 1.0 | g |
22年度 | 23年度 | 24年度 | |
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作付け面積(ha) | 45 | 52 | 51 |
収穫量(t) | 1,116 | 1,151 | 1,274 |
出荷量(t) | 893 | 921 | 1,022 |
※県推計値である。 野菜の作付面積、出荷量及び出荷量(沖縄県園芸振興課調べ) |
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へちま 果実、生
[五訂増補 日本食品標準成分表]平成17年3月 文部科学省 科学技術・学術審議会 資源調査分科会より