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農林水産物データベース

ノビル

沖縄方言名 ヌービル 、 ニービル
和名 のびる
別名 ヒル 、 ネビル
農産物区分
科名 ユリ科
生産地 石垣島八重山諸島

収穫時期

  • 1月
  • 2月
  • 3月
  • 4月
  • 5月
  • 6月
  • 7月
  • 8月
  • 9月
  • 10月
  • 11月
  • 12月

沖縄に伝来された時期

日本全土の日当たりのよい草地、土手などに普通に群生する多年草。古く中国から渡来した史前帰化植物です。万葉集のなかにもヒルとして登場します。

沖縄の生活習慣との関連

繁殖は極めて旺盛で、戦後の食糧難時に、よく炒めて食べていたようです。

外観や食味等の特徴

食用には柔らかい若い葉、鱗茎を用います。若い葉は軽く茹で、酢の物、マヨネーズ和え、煮びたしなどに。鱗茎は即席漬けやみそにつけて食します。全草には、ニラに似た香りがあります。

栄養成分面の特徴

ネギに似た硫化アリルによる臭気があり、この刺激により食欲増進や体調維持に効果があると言われています。

伝承されてきた利用法

鱗茎を生食したり、塩漬けにするほか、葉をゆでて和え物、汁物に利用します。ジューシーの具として重宝されるほか、ソーミンタシヤーに彩りとしても利用します。

選び方・保存法のポイント

みずみずしいものを選びます。早めに食べ切りましょう。

この品目に関する栄養成分(可食部100g当たり)

成分名 単位
エネルギー 65.0 kcal
272.0 kJ
たんぱく質 3.2 g
脂質 0.2 g
カルシウム 100.0 mg
2.6 mg
ビタミンA レチノール 0.0 μg
カロテン 800.0 μg
レチノール当量 67.0 μg
成分名 単位
ビタミンB B1 0.08 mg
B2 0.22 mg
B6 0.16 mg
B12 0.0 μg
ビタミンC 60.0 mg
ビタミンK 160.0 μg
食物繊維 水溶性 3.3 g
不溶性 3.6 g
総量 6.9 g

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のびる りん茎葉、生
[五訂増補 日本食品標準成分表]平成17年3月 文部科学省 科学技術・学術審議会 資源調査分科会より

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